ガスライティングの被害に遭われている方や対策をしている方は日々、様々な情報を集めていると思います。

そんな方々の情報収集に役に立てればと思い、今回の記事ではガスライティングが関連しているニュース記事を徹底調査しました。

この記事を読むと、海外と日本でのガスライティングの認知度や関連した事件などの情報がわかります。

この記事を読んで、ガスライティングについての知見が更に増えていただけたら嬉しいです。

ガスライティングが関連しているニュース記事について

ガスライティングが関連しているニュースはどのくらいあるのでしょうか。

日本でのニュース記事と世界でのニュース記事どちらも調査しました。

ぜひ参考にしてみてください。

日本でのニュース記事

ネットニュースを見尽くしましたが、今現在、日本での関連するニュース記事はありませんでした。
ガスライティングが日本ではまだまだ認知されてないという印象です。

日本でも被害に悩んでる方はいると思いますし関連したニュースがもっとあっても良いのになと思いました。

 

世界でのニュース記事

世界のニュース記事を調査してみました。
日本と比べると世界でのガスライティングの記事は沢山ありました。

海外での認知度の高さを感じます。

ニュース記事の抜粋や概要をまとめています。
URL(タイトルをクリック)も貼ってますので、チェックしてみてください。

相手を心理的に追い詰める虐待「ガスライティング」 。米辞書が選んだ今年のワードに

辞典などを手がけるアメリカの出版社「メリアム・ウェブスター」が現地時間11月28日、今年のワードを発表した。

選ばれたワードは「ガスライティング(gaslighting)」。

2022年の検索数は、前年と比べ1740%も増加したという。

「ガスライティング」とは、相手にわざと偽情報を教えたり嫌がらせをしたりして、心理的に操作し追い詰める精神的虐待の一種。

メリアム・ウェブスターは同社サイトで、「フェイクニュース」や「陰謀論」、Twitterなどで拡散される偽情報で溢れる今の時代を反映した言葉だと指摘している。

 

2022年の記事ですが、米出版社の選ぶ今年のワードにガスライティングが選ばれるのはとても関心度が高い証拠ですね。
やはり日本でも被害者は確実にいるので、もっと注目されるべきです。

「太ももの石打ち死亡事件は、第三者のガスライティング犯行」 | 東亜日報

30代の男性2人が自動車の中で1ヶ月ほど過ごし、互いに石で殴りあって1人が死亡した「パーキングエリアでの死亡事件」の真犯人は、2人をガスライティング(心理的支配)していた第3者であることが分かった。

全羅南道麗水(チョルラナムド・ヨス)警察署は28日、殺人および重監禁致傷の容疑で拘束したイ某容疑者(31)を検察に送検したと発表した。イ容疑者は、2019年から知り合いだったアン某氏とキム某氏が互いに暴行しあうよう強要し、アン氏を死亡させた容疑が持たれている。

 

ガスライティングによる死亡事件にまで発展しています。

ガスライティングを利用すると、こんな恐ろしいことができるんだなと改めてガスライティングの恐ろしさを再確認できました。

 

グループ元f(x)エンバ「元恋人のガスライティングで破産しそうになった」 | Joongang Ilbo | 中央日報

 

グループf(x)出身のエンバが恋人からガスライティングにあった過去を打ち明けた。

 

エンバは「極度に操るのに長けた(manipulative)人がいた」として「後で友達から『ガスライティング』と言われた。言ってくれるまでは認知できなかった」と話した。

 

また「過去の恋人がお金のために私を利用し、ほとんど破産するところだった」として「それでもこの人と別れたら私が悪い人になったような気分にさせられ、プライドも傷つけられた。ガスライティングを受けたようだ」と説明した。

 

エンバは「誰にでもよくしてあげるのは私が望んだことだが、もううんざりだ。それでも私は良い人として残りたい」と付け加えた。

 

台湾系米国人のエンバは2009年、グループf(x)でデビューした。2019年SMエンターテインメントとの専属契約終了後は、米国と中国でソロ活動を続けている。

 

ガスライティングされてた過去を打ち明けるのにも勇気がいりますよね。
きっと相当な覚悟だったんだと思いますが、有名な方が発信してくれたおかげでガスライティングが世間にも認知されているんだと思います。
特に有名な方はお金目的でガスライティング被害に遭いやすいのかなと感じました。

歌手キム・ワンソン、13年間給与0…マネージャーだった叔母にガスライティングを受けていた – 記事詳細|Infoseekニュース

歌手キム・ワンソンが、マネージャーだった叔母からガスライティング(心理的虐待)を受けていたと苦痛を打ち明けた。

 

キム・ワンソンは、「歌手になりたくて14歳の時に叔母(歌手の故ハン・ベクヒ)の家で過ごした。実の叔母が私のマネージャーだったが、マネージャーとしてすご。私はただ叔母が言うとおりに動くロボットのようだった。

『これは叔母の人生だ』『叔母が私を通じて代理満足している』こんな風に思った。私はずっと叔母の言うとおりに連れられてゾンビのように仕事をした」と話し、衝撃を与えた。

「早朝から夜中まで働いたのにお金はなかった。給与が無かった。最初はデビューまでの投資費用がかかっているとしても、4年5年と続いた。でも私は一度も叔母に『どうして私に給与が無いのか』と言ったことはない。

母が訪ねてきたが、私の名前の書かれた通帳にお金は入れていたようだ。それを見て安心させておいて、後から見ると空っぽだった」と話した。

キム・ワンソンの話に驚いたチョン・ヒョンドンは、「これほどだとガスライティングを受けていたのではないか」と話し、オ・ウンヨン博士も「そうだと思う。家族、近い人たちを徹底して防いだ状態で支配力を強化し、過度に統制する。一種の心理的支配と見るべきだ。心理的支配の前提条件は愛を持っていると見せることだ。それから抜け出すのは思ったよりも難しい」と話した。

 

かなり赤裸々に語っています。

とても印象的だったのは、抜け出すのはとても難しいということです。
また、13年間も給料0は衝撃を受けました。

当事者は気づきにくいのがガスライティングの特徴ですね。

 

韓国女優 ソ・イェジ、元恋人への心理的虐待疑惑 広告主から損害賠償請求も事務所のみに返還命令

 

 事の発端は「愛の不時着」に出演し、日本での知名度を上げた俳優のキム・ジョンヒョンが2018年に出演したドラマ「時間」の制作発表会での行動だった。会見中は終始暗い表情で、質問にもまともに答えないという態度を見せただけでなく、ともに主役を務めた少女時代のソヒョンとのフォトタイムでは、なんと腕を組むことを拒んだのである。人気絶頂だった少女時代メンバーへの不快な態度は、当然多くのファンから痛烈に批判されることとなった。

 

 しかしその後もキム・ジョンヒョンは、撮影中に度重なる奇行や要求をしていたことが発覚、最終的に〝異例〟とも言われるドラマの途中降板をしている。

 

 時を経て「愛の不時着」で俳優として息を吹き返したかのように見えたキム・ジョンヒョンだったが、同時に2018年当時の行動が恋人だったソ・イェジに操られていた可能性が浮上。2人の衝撃的な会話の録音テープが流出するなど芸能界に大きな衝撃を与え、また「ガスライティング」という言葉が広まるきっかけともなった。

芸能界を震撼させるニュースだったことは間違いないですね。

しかし、良くも悪くもガスライティングが世に広まるきっかけになったのは大きいのかなと思いました。

 

渓谷殺人事件控訴審「ガスライティングは証拠不足」…イ・ウネ被告は無期懲役、チョ・ヒョンス被告は懲役30年=韓国|ニフティニュース

 

‘渓谷殺人’事件のイ・ウネ被告が控訴審でも1審と同様に無期懲役を宣告された。核心争点の1つである‘ガスライティング(心理支配)’について裁判所は「心理的主従関係形成を通じた支配の可否は不明だ」と判断した。

ソウル高裁刑事6-1部は26日、殺人などの容疑で起訴されたイ・ウネ被告に無期懲役を言い渡した。一緒に裁判にかけられた共犯チョ・ヒョンス被告も1審と同じく懲役30年を宣告された。裁判所は「量刑が重すぎる」とのイ・ウネ被告側の主張について「保険金を狙って2回の殺人未遂、殺人で罪責が重い。それでも良心の呵責(かしゃく)なしに保険金を請求し、被害者遺族の苦痛は相当であるにもかかわらず、被害回復は全くない」として受け入れなかった。

控訴審でも‘作為による殺人(直接殺人)’は認められず、1審のように不作為による殺人と判断した。不作為とは、当然すべき義務を履行しなかったという意味だ。イ被告とチョ被告が被害者の夫ユン某氏を保護しなければならない義務を履行しなかったと見たということだ。裁判所は「イ被告とチョ被告は計画的に救助活動をしなかったり、救助活動を取り繕ったと判断される」と述べた。当時、チョ被告がチューブを使ってユン氏のほうにゆっくり移動した点、救護チューブを持ってきた後にすぐに動かなかった点、事故当時に他の人たちに現場を離脱させた点などを考慮した。

裁判所はガスライティングによる殺人も「証拠が足りない」と認めなかった。裁判所は「ガスライティング要素がいくつかあるが、心理的主従関係の形成を通じた支配の可否は不明だ。(イ被告が)経済的手段を統制した反面、被害者そのものに対する統制意図を発見できなかった」と判断した。当時、生活苦にあえいでいたユン氏がイ被告にプレゼントをした行動が‘相手に対する真心’と見た専門家の陳述なども後押しした。


核心論点がガスライティングなのが、韓国ではとても悪質だと捉えられているということでしょうね。
日本でも本気でガスライティングの卑劣さと色々な事件に関連してるということを理解して、ガスライティング被害防止に力を入れて欲しいです。

まとめ

 

ニュース記事まとめてみましたがいかがだったでしょうか?

海外と日本では認知度が全然違うことがわかりました。
特に韓国ではガスライティングが注目されているんだなと感じます。

色々な事件にも深く関わりのある心理的虐待なので、日本でもより認知されて被害が少なくなることを期待しています。

被害に遭っている方や過去に遭ったことがある方の為にも、この記事を読んでガスライティングが悪質であり、殺人などにも利用されている卑劣な行為だということを少しでもわかっていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。