「ガスライティング」とは、些細な嫌がらせや意図的に誤った情報を提示し続けることで、被害者自身の認識や正気を疑わせるよう仕向ける心理的虐待を指します。

今回の記事では、X(旧ツイッター)のポストから、

  • ガスライティングの被害は実際にあるの?
  • ガスライティングの手口は何があるの?
  • ガスライティングが妄想とされることはあるの?

これらについてまとめています。

ガスライティングに悩んでいる方は、想像以上にいるのではないかと思います。ガスライティングを世間に周知させていく必要がありそうです。

 

X(旧ツイッター)で見るガスライティングの被害事例

X(旧ツイッター)には、ガスライティングの被害報告が、数多くポストされています。そこで、被害報告の多いものを、①家族、②職場、③宗教団体、④反社、⑤警察、に分けてまとめてみました。

 

家族からのガスライティング

ガスライティングは、一番身近な家族からされる場合が多くあります。

玲衣@TVプロデューサーさんですが、「私も別居した夫に(ガスライティングを)けっこうやられたので、いま尊厳回復中です」とポストしています。

kouhei&pero LOVEさんも、「ガスライティングを知ったのは、別居後」とポストし、「育ちが悪い、言葉を知らない、正しい日本語をつかえない、コミュニケーションができない、語学能力レベルが低い人。まとめに躾をされていない貧乏(経済力だけではなく、豊かな育ちをしてない)人」と言われたようです。

また、被害報告ではありませんが弁護士太田啓子「これからの男の子たちへ」大月書店さんは、「ガスライティングは離婚事案で頻出ですよね。理不尽すぎる誤った決めつけでも、家庭内で1対1で繰り返されると「自分が間違ってるのかも」も思い込まされてしまうことはあるし、思い込むまで至らなくても、誤った決めつけを繰り返されること自体が苦痛を生む」と、弁護士の立場からガスライティングについてポストしています。

また、jingさんは、「ガスライティング、言葉は知っていてもどういうことかわかっておらず、しっかり意識をしたのは2021年末のワン・リーホン王力宏の離婚騒ぎのときだった」とポストしており、「妻の李靚蕾が夫の不倫や売春、夫家族による精神的虐待などの暴露文を発表。それに対しての力宏の反論は「彼女は精神科に通っているから」だった」としています。精神病扱いはガスライティングの常套手段ですね。

以上は夫からのガスライティングでした。次は、親からのガスライティングを取り上げます。

発達障害のニュースさんは、「自分は毒親(父と母)によるガスライティング被害を数十年規模で受けてきた」とポストし、両親からガスライティングを受けてきたことを明らかにしています。

また、totoRanさんは、雑誌コスモポリタンの「心理的虐待「ガスライティング」の加害者がよく使う言葉と表現」という記事を引用し、「これは実母が私に対して行って来た事だ。やっぱりあの女の人はサイテーだ。お母さんなんて二度と呼びたくもない」とポストしています。

また、被害報告ではありませんが、遠子先輩さんは、「ガスライティングを仕掛けてくる親には以下にあげる7つの特徴がある。①子供を馬鹿にする②過剰な反応をとがめる③大げさに誇張する④日常的に過去のことについて嘘をつく⑤子供の目標を決め、子供に自分の人生を投影する⑥友達に干渉する⑦自分の間違いを絶対に認めない、だそうです」とポストしています。

なお、Aya856さんは、「ガスライティングという心理的虐待 元親からされてきたことでパートナーからもされてきたこと」とポストして、親からも夫からもガスライティングされてきたことを明らかにしています。ガスライティングされやすい人というのがあるのでしょうか?

まとめると、ガスライティングを仕掛ける人は、夫である場合と親である場合に分かれます。どちらも同じくらい被害に遭われた方がいらっしゃるようです。
ガスライティングの語源にもなった「ガス燈」に出てくるように、夫からのガスライティングというのはよく聞く話です。
また、今回、毒親と言う言葉もあるように、親からのガスライティングも、X(旧ツイッター)を見ると多いことが分かりました。

 

 職場でのガスライティング

家族からのガスライティングに他にも、X(旧ツイッター)多く見られたのは、職場でのガスライティングです。

Weisさんは、「退職後もガスライティング(嫌がらせ)を受けている。退職後も周りの人達がおかしい!もうあんな大企業に勤めなければ良かった」と、被害報告をポストしています。

また、被害報告ではありませんが、Hiroaki Furukawa 古川裕朗さんは、「集団ストーカーの手法としてガスライティングが紹介されています。従業員を解雇するための手口に使用されているそうです」とポストしています。

また、DAIKI BOXさんも、「ガスライティングの手法で社員を追い詰め、辞めさせる方法は、大手企業で密かに行われているのは事実です。ガスライティングに加担した社員に接触し、確認しているので間違いありません」とポストしています。

また、だいごろうさんも、「「ガスライティング」ブラック企業が社員を辞めさせる手口」という記事を引用して、「会社がストーカーを雇って標的とする社員を集団でつけ回したりして体調不良になると産業医の診察を勧める。会社と結託した産業医は「メンタルヘルス不全」の診断を下して、社員を退職に追い込む」としています。

また、ティーボットさんも「三井物産、リプトン等による殺したとわからないよう殺害する手法の一つとして、ガスライティングがあります。他企業でも、リストラしたい社員などに対し広く行われている恐ろしい手法」とポストしています。

また、gangstlkerinfoさんは、「ターゲットに対し実施するこの連続工作は自殺強要ストーキングと呼ばれる集団ストーカー行為の一部です。別名ガスライティング、企業ストーカー、リストラストーカー、組織的嫌がらせ、職場ストーカー等と言います」とポストしています。

今回の調査で、ブラックと言われる企業が、従業員を辞めさせるために、ガスライティングを仕掛けている実態が分かりました。みんなも知っている有名企業でも、ガスライティングはあるようです。怖いですね。

 

宗教団体からのガスライティング

集団ガスライティングとして有名なのは、宗教団体からのガスライティングです。特にカルトと言われる団体からの被害が多いようです。

♡Marie♡さんは、「裏の反日創価朝鮮カルトストーカー工作員がタイミングを合わせてドアバンをして車を発進して嫌がらせ脅しのガスライティングをしました」等とポストして、具体的な被害を報告しています。

また、自公維カルト宗教はイラネさんは、「何必死に相変わらずガスライティングの犯罪で自己主張してくんのキモイよ創価の犯罪者

とっとと捕まれ」とポストしています。

また被害報告ではありませんが、nekocomさんは、「広まってほしい。 #ガスライティング というDVがあることを。 相手を破滅させるこの手法は、韓国カルト・統一教会の勧誘の手口でも使われているのではないか」とポストしています。

また、リララ 集団ストーカー被害者さんは「宗教が集団ストーカーやガスライティングで他者をいじめたり排除したり過小評価している」とポストしています。

また、クリスマスローズさんは、「S会系と統一系、その他とガスライティングは行われれていますが統一教会系の被害として情報提供しパンキシャで話題になった車輌詐欺事件が今も行われていると情報提供しています」とポストしています。

松本まりさんは、「統一教会がやるのは主にガスライティングだと思うのですが、それを禁止する法律はないに等しいです」とポストしています。

まとめると、統一教会や創価学会がガスライティングを仕掛けているようです。
また、このようなガスライティングは、家族からのガスライティングとは異なり、集団ストーカーと言われるものです。その手口は1対1のガスライティングとは異なります。これについては後で詳しく考察します。また、集団ガスライティングは、家族と異なり、一見関係が上手くいってるように見せる必要がないため、明確に敵対関係にあることが異なります。

 

反社からのガスライティング

暴力団、半グレなど、反社からのガスライティングもあるようで、被害報告がX(旧ツイッター)でも見られます。

まず、集団ストーカーの被害者ですさんは「明和電機がヤクザを使って私にガスライティングをしてます」とポストしています。

また、collection42さんは、「毎晩、うちの近くでクラクションを連打する、ドアバンをする、アジサイの枝を全部折る、家の駐車場の妨害、仄めかしのキーワード、怒鳴る、暴言など全部身体危害はないが心理的虐待」「それとうちの前に来るとクラクションを何度か鳴らして逃げて行く車、以前のバクチクを投げる車、おそらく集団ストーカー組織の雇われ闇バイトだと思う。半グレなど比較的若い年代の闇バイト。一度やるとポイントやバイト料がもらえるなどではないかと思う。ガスライティングをする」と、その手口を詳細にポストしています。

また、pompomさんは、「ゴミカルト&半グレのガスライティング犯罪者の子供達が、また車に手垢つけていた。私が和室に入ったら逃げて走っていく足音が聞こえた」とポストしています。

以上を見る限り、反社も集団ストーカーの加害者となっているようです。確かに、ガスライティングの手口は、反社と親和性があるような気がします。

 

警察からのガスライティング

次は、警察からのガスライティングです。

集団ストーカー犯罪抑止防犯協会さんは、「集団ストーカー、ガスライティング等、人権侵害の犯罪行為、脱法行為の防犯周知活動を志しを同じくする活動家たちと協同して行っています。本日の集団ストーカー。警察車両の助手席がこっちを見てるのがお分かりでしょうか。裏金作りのでっち上げ警邏に忙しいアホ警察👮‍♀️おまけに中央の緑の車両、2人で頭掻きの仄めかし🤣」とポストしています。「頭掻きの仄めかし」は、アンカリングという集団ガスライティングの手口ですね。

また、 ぷれ/星川ゆき📣救済を求めますさんは、「位置情報を不正に取得され毎回ガスライティングを仕掛けられます。警察主導の防犯ネットワークはカルト宗教と繋がっています」とポストしています。

さらに、衛(川上)さんは、「集団ストーカーの存在を認めず、被害者をアタオカ認定し、パトロールと称し被害者に付き纏いガスライティング。残念ながら警察は集団ストーカー加害組織の一員であることは疑いようがない」とポストしています。

まとめると、警察からのガスライティング被害報告も一定数ありました。ただ、実際に警察がガスライティングを仕掛けているかというとかなり怪しく、これについては妄想の域を出ないのではと思います。

 

X(旧ツイッター)で見るガスライティングの手口・手法

ここではガスライティングの手口・手法について考えてみます。

まず、ココロジーさんのポストから紹介します。

ガスライティングの手口をいくつか挙げているのですが、まず一つ目は、「真顔で嘘をつく」ということで、「もしかして本当のことを言っているのでは?」と騙されてしまうとのことです。

二つ目は、「記憶にございません」ということで、事実として「言ったこと」でさえも、「そんなことは自分は言っていない」と主張してくるのだそうです。

三つ目は、「悪い噂を広める」ということで、根も葉もない悪い噂を広めて追いつめようとしてくるそうです。

四つ目は、「ブルー=グリーンパラダイム」で、「お前はおかしい」と一貫して言われ続けると「自分がおかしいのかも」と思ってしまうのだそうです。

五つ目は、「公平世界仮説」で、根も葉もない噂でも「何かしら悪いことをしているからこそ、こんな噂が立っている」と思ってしまうそうです。

六つ目は、「ダブル・バインド」で、いつもは酷い事を言ってくるのに、急に「君がいないと僕はダメだ」などと言い、被害者を混乱させるそうです。

七つ目は、「投影」で、「俺が不機嫌なのではなく、お前が俺を不機嫌にさせた」など、本来は加害者に責任がある事柄をこちらのせいにしてくるそうです。

ココロジーさんのポストは、家族からのガスライティングの手法だと思うのですが、よくまとまっており、引用も多数されています。

次に、集団ガスライティングの手口・手法について、Justiceさんのポストを紹介します。

冒頭「訴えても訴えても「気のせい」だと言われるガスライティングによる加害。加害者らは大規模に徒党を組み、たった1人に工作を仕掛けてきます。その悪業を隠匿する為に「気のせい」にさせるガスライティングの手口を使うのだ!」とされ、以下具体的な手法について書かれています。

まず一つ目は、「ほのめかし」で、「ターゲットしか知り得ない情報を盗聴、盗撮を含むあらゆる監視行為にて取得し、それをターゲットに対し、言動、仕草、行動で間接的に示すことを言います。ターゲットに恐怖心を与えるために行われます」ということです。

例として、ターゲットの持ち物と全く同じ物を目立つ位置に身に着けた人が、次々とタイミング良く目の前に現れる等が挙げられています。

二つ目は、「マインドゲーム」で、「ターゲットの身辺に巧妙な細工を仕掛け、自身の記憶を疑わせ、パニックを誘導させる行為」だそうです。

例として、ターゲットの職場の椅子の高さを変える等が挙げられています。

三つ目は、「アンカリング」で、「日常的に存在する特定の条件を異常な頻度で視覚的・聴覚的に体験させ、ターゲットの脳に無理矢理刷り込みます。こうする事でターゲットは特定の条件を目にしたり耳にしたりするだけで、加害を受けているという恐怖心や不快感情が引き出されるようになってしまいます」とのことです。

例として、ゾロ目のナンバーを見せる、手を頭に乗せるポーズ、缶や瓶をゴミ箱に捨てる音、わざとらしい咳等が挙げられています。

四つ目は、「ノイズキャンペーン」で、「ターゲットの周囲で四六時中何らかの音を出し、神経を逆なでしたり、音に対して敏感にさせる為に行われます」とのことです。

例として、車・バイクによるエンジン音、車のドアを強く閉める音等が挙げられています。

以上がJusticeさんのポストの内容ですが、集団ガスライティング・集団ストーカーの手口としては、一番まとまっているのではないかと思います。

その他、新iggy0623(新垢です)さんは、「やはり,年末調整に必要なはがきが、床に落ちていました💢数日前に紛失したもの。集団ストーカーでは、こうした被害者のみにわかる僅かな変化を執拗に繰り返す、ガスライティングという心理虐待の手口が多用されます」と、集団ガスライティングの手口についてポストしています。

ガスライティングの手口・手法は、あらかじめ知っておかないと、なぜそれが加害なのかということすら分からないと思います。これがガスライティングの恐ろしさですね。
具体的な手法については、ココロジーさんとJusticeさんのポストが詳しく、参考になりました。

 

X(旧ツイッター)で見るガスライティングを精神病・妄想とされた事例

ガスライティングの手口・手法は、一見すると普通の日常にも見えるため、nekocomさんのポスト「ガスライティングで検索すると、被害者側を集団ストーカー妄想や統合失調症と関連づけて、本来の意味を歪曲する人たちがいるようです」というポストにもあるように、被害者の妄想だと決めつけられたり、精神病を疑われたりします。

他にも、デー子さんは、「モラハラ人間が、ターゲットのことを「病気」だとか「精神が病んでいる」だとか言うのは、ターゲットの被害妄想だということにすれば自分がやったことをなかったことにできるからです」とポストしています。

また、collection42さんは、「他人からは被害者の妄想だと思われるだろう。母は今でも私が毎日集団ストーカー加害者の事を話しても「誰が私に何のためにそんな嫌がらせ、面倒な事をするのか。」と信じない。母ですらそうなのだから他の人など信じるわけない」「集団ストーカー被害者以外の人には理解されないようにできているのだ。ガスライティングは。一般人、有名人関係なくガスライティングをされて自殺に追い込まれても他人からはどうしてその人が自殺をしたのかよくわからないのはそのせいである」とポストしています。

対策としては、矢野宏之さんがポストしているように、「精神科に本人のみで受診されると、『うつですね』『カッとなりやすいのは、ADHDですね。家族は本人の特性に配慮しましょう』という感じになって、ガスライティングみたいなことになる。精神科も必ず二人で、個別に話を聞いてもらうほうがよい」というくらいしか無さそうです。

まとめると、ガスライティングは、被害者以外の人には理解されないというのが最大の問題かと思います。ガスライティングの被害を無くすためにも、ガスライティングという言葉を世間に周知させる必要があります。

 

まとめ

今回は、X(旧ツイッター)のポストから、ガスライティングについてまとめました。

X(旧ツイッター)には、ガスライティングの被害が多数報告されています。

一方で、X(旧ツイッター)には、ガスライティングを知らない人に向けて、ガスライティングの具体的な手口・手法がポストされており、勉強になりました。

ガスライティングという言葉が世間に周知され、被害にあわれる方々が一人でも減ることを願って止みません。